ロジクール MX Master 4とMX Anywhere 3S、どっちを選ぶ? 机で使うか、持ち歩くかで決める比較
机に置いて長時間使うならサムホイールと触覚フィードバックのあるMX Master 4、ノートPCと一緒に持ち歩くなら約95gのMX Anywhere 3S。横スクロールの頻度、USBレシーバーの有無、前世代MX Master 3Sという選択肢まで整理しました。
結論: 自宅や職場の机に置いて一日中使うなら、親指側のサムホイールで横スクロールができ、触覚フィードバックとActions Ringを備えたMX Master 4(MX2400GR)が向いています。ノートPCと一緒に毎日持ち歩くなら、約95gと軽く小さいMX Anywhere 3S(MX1800GR)を選びます。ただしAnywhere 3Sにはサムホイールがなく、Logi Boltレシーバーも別売です。触覚機能に魅力を感じないなら、前世代のMX Master 3S(MX2300GR)も現実的な選択肢です。

2機種は「上位と下位」ではなく用途が違う
MX Master 4とMX Anywhere 3Sは、どちらもロジクールのMXシリーズで、MagSpeed電磁気スクロールホイールと8,000 DPIのセンサーを持つ高機能マウスです。違いは性能の上下よりも、どこで使うことを前提にした形かにあります。
MX Master 4は手のひら全体をのせる大柄な形で、Logitechの仕様ページでは高さ128.2mm×幅88.4mm×奥行き50.8mm、重さ150gです。一方MX Anywhere 3Sは、ロジクールのサポート仕様で100.5mm×65mm×34.4mm、電池込み95gと、ペンケースやPCバッグの小さなポケットにも入るサイズです。机の上で長時間握り続けるなら大きい方が手を預けやすく、カフェや出張先で毎日出し入れするなら小さい方が苦になりません。
選ぶ前に確認したい4つのポイント
1. 横スクロールをどれくらい使うか
表計算ソフトの横に長いシート、動画編集のタイムライン、横長のデザインデータを扱う人は、親指で回すサムホイールの有無が作業時間に直結します。GIGAZINEの開封記事によると、MX Master 4の左側面にはアルミ製のサムホイールがあり、MX Master 3Sよりも出っ張った形になっています。MX Anywhere 3Sはロジクールの仕様で6ボタン(左右クリック、ホイールモード切替、中クリック、戻る/進む)で、サムホイールはありません。横スクロールが日常的ならMaster系、ほぼ縦スクロールだけならAnywhere 3Sで困りにくい、というのが分かれ目です。
2. USBレシーバーを使うか、空きポートはあるか
MX Master 4のAmazon商品ページには、USB Type-C接続のLogi Boltレシーバーで接続性を高めたと書かれており、GIGAZINEの記事でも同梱物にLogi Boltレシーバーが含まれています。USB-Cしかないノートでも挿しやすい形です。MX Anywhere 3Sはロジクールの製品ページとAmazonの商品ページの両方で「Logi Boltレシーバーは別売」と明記されています。Bluetoothだけで使えば問題ありませんが、会社のPCでBluetoothが使えない、あるいは接続の安定性を重視してレシーバーを使いたい場合は、別途購入が必要です。
3. 触覚フィードバックとActions Ringを使うか
MX Master 4の新しさは、親指エリアの触覚フィードバックと、ボタン一つで8つのショートカットをリング状に呼び出すActions Ringです。ロジクールの製品ページでは、触覚フィードバックのカスタマイズにLogi Options+(Windows/macOS用)が必要と注記されています。会社のPCでソフトを入れられない、iPadやChromebookが中心という人は、この機能を十分に使えない可能性があります。その場合は、形とサムホイールがほぼ共通の前世代MX Master 3Sでも満足できるはずです。
4. 何台の機器を切り替えるか
MX Anywhere 3SはBluetoothで最大3台の機器と接続できるとロジクールの製品ページにあります。MX Master 4もLogitechの仕様ページでLogi BoltとBluetooth Low Energyの両方に対応しており、レシーバー接続のPCとBluetooth接続のタブレットを使い分けられます。切り替えられる台数は購入前に販売ページで確認してください。対応OSの条件は接続方式で変わるため、MX Master 4はLogitechの仕様ページで、Logi Bolt接続時はWindows 10/11以降とmacOS 12以降、Bluetooth接続時はAndroid 12以降やiPadOS 15以降にも対応すると確認しておきましょう。

購入の判断
- 机の上で一日中使い、表計算や編集で横スクロールが多い:MX Master 4(MX2400GR)。サムホイール、触覚フィードバック、同梱のUSB-C Logi Boltレシーバーがそろいます。約150gの重さは、据え置きなら欠点になりにくいでしょう。
- ノートPCと一緒に毎日持ち歩く:MX Anywhere 3S(MX1800GR)。約95gで小さく、Bluetoothで3台まで切り替えられます。横スクロールを多用する人と、レシーバーが必須の環境の人には向きません。
- 据え置きだが触覚フィードバックは要らない:MX Master 3S(MX2300GR)。この型番はLogi Boltレシーバー同梱と商品ページに書かれています。
- どれも見送ってよい人:手が小さく大柄なマウスが合わないのに、持ち運びもしない人。家電量販店などで実際に握ってみてから決めてください。
ロジクール MX MASTER 4 アドバンスド ワイヤレスマウス 触覚フィードバック MX2400GR グラファイト 国内正規品
触覚フィードバックとActions Ringを加えたMXシリーズの据え置き向けマウス。MX2400GRは2年保証の通常モデルで、USB Type-C接続のLogi BoltレシーバーとBluetoothの両方で使えます。
ロジクール MX ANYWHERE 3S MX1800GR 静音 ワイヤレスマウス Bluetooth グラファイト 国内正規品
MXシリーズの持ち運び向けモデル。MagSpeedホイールと8,000 DPIセンサーを小型の本体に収め、Bluetoothで最大3台の機器を切り替えられます。Logi Boltレシーバーは別売です。
ロジクール MX MASTER3s アドバンスド ワイヤレスマウス 静音 MX2300GR グラファイト 国内正規品
MX Master 4の前世代にあたる据え置き向けマウス。MX2300GRはLogi Boltレシーバー同梱の標準モデルで、静音クリック、MagSpeedホイール、8,000 DPIセンサーを備えます。
| 項目 | MX Master 4(MX2400GR) | MX Anywhere 3S(MX1800GR) | MX Master 3S(MX2300GR) |
|---|---|---|---|
| 主な使い方 | 据え置き・長時間作業 | 持ち運び | 据え置き(触覚不要) |
| 重さ | 150g(Logitech仕様) | 95g・電池込み(ロジクール仕様) | 141g(Logitech法人版仕様) |
| サムホイール | あり(GIGAZINE開封記事) | なし(6ボタン構成) | あり(Logitech法人版仕様) |
| Logi Boltレシーバー | USB-Cレシーバー同梱 | 別売 | 同梱(商品ページ) |
| 触覚フィードバック / Actions Ring | あり(Logi Options+が必要) | なし | なし |
| 保証(Amazon商品ページ) | 2年(通常モデル) | 商品ページで確認 | 2年 |
注文前に確認すること
- 型番の末尾:MX Master 4は通常モデルのMX2400GR(2年保証)のほかに、Amazon.co.jp限定のMX2400GRd(1年保証)、ペイルグレーのMX2400PGがあります。保証期間が違うので、商品名の型番を確認してください。
- MX Master 3Sの「Bluetooth Edition」:MX2300CR/MX2300CRdはLogi Boltレシーバーと充電ケーブルが付属しないとAmazonの商品ページに書かれています。レシーバーが必要ならMX2300GRを選びます。
- セット商品:検索結果にはマウスパッドやキーボードとの「セット買い」ページが多く並びます。単品が欲しい場合は、商品名に「セット」が入っていないかを確認しましょう。
- 並行輸入品:「海外パッケージ」と書かれた出品は国内正規品と保証の扱いが異なる場合があります。
- 返品条件:形が手に合うかは個人差が大きいので、販売元の返品条件も確認しておくと安心です。
よくある質問
MX Anywhere 3Sで横スクロールはできますか?
サムホイールはありません。ロジクールの仕様ではホイールモード切替を含む6ボタン構成です。ブラウザ程度の横移動なら困らない人も多いですが、表計算や動画編集で横スクロールを多用するなら、サムホイールのあるMX Master 4かMX Master 3Sを選ぶ方が無理がありません。
MX Master 4の触覚フィードバックはどのPCでも使えますか?
ロジクールの製品ページでは、触覚フィードバックのカスタマイズにLogi Options+(Windows/macOS用)が必要と書かれています。ソフトをインストールできない会社のPCや、Options+非対応の機器では、マウスとしては使えても触覚機能を活かしにくいと考えてください。
MX Anywhere 3SにLogi Boltレシーバーは付いていますか?
付いていません。ロジクールの製品ページとAmazonの商品ページの両方に「別売」と書かれています。Bluetoothが使えない環境で使う予定があるなら、レシーバーも一緒に用意してください。
充電はどれくらい持ちますか?
MX Master 4はLogitechの仕様で最大70日、1分の充電で約3時間使えるとされています。MX Anywhere 3Sもロジクールの製品ページでフル充電70日、1分の充電で最長3時間です。いずれもメーカー公表値で、使い方によって変わります。
調べ方
2026年10月10日に、ロジクール公式の製品ページとサポートの仕様、Logitechの仕様ページ、GIGAZINEの開封記事、Amazon.co.jpの各商品ページ(型番・保証・同梱物の記載)を確認しました。編集部はこれらのマウスを購入・試用しておらず、握りやすさやクリック感は評価していません。重さやバッテリーの数値はメーカー公表値です。価格と在庫は変わるため記載していません。購入リンクと報酬関係の有無は、このページで開示しています。
出典
- ロジクール MX Master 4 製品ページ
- ロジクール MX Anywhere 3S 製品ページ
- ロジクール MX Master 3S 製品ページ
- Logitech Specifications - MX Master 4
- ロジクール サポート:MX Anywhere 3S の仕様
- Logitech Specifications - MX Master 3s for Business
- GIGAZINE:MX Master 4 開封記事
- Amazon.co.jp MX Master 4(MX2400GR)、ASIN B0FR8M3WS8
- Amazon.co.jp MX Anywhere 3S(MX1800GR)、ASIN B0C65MQZ65
- Amazon.co.jp MX Master 3S(MX2300GR)、ASIN B0B1Q6VB16
