知育ブロックは何歳から?1〜2歳の最初のブロックを「対象年齢・大きさ・安全マーク」で選ぶ
最初のブロックは、対象年齢が子どもの月齢に合い、口に入らない大きさのパーツでできたセットから選びます。子供PSCマークとSTマーク、磁石入りブロックの扱い、片付けやすさまで、公的資料をもとに整理しました。
結論: 知育ブロックを何歳から渡せるかは、箱に書かれた対象年齢で判断します。1歳〜1歳半ごろの最初のブロックなら、対象年齢が子どもの月齢に合い、口に入らない大きさのパーツだけでできたセットを選びましょう。3歳未満向けのおもちゃには子供PSCマークの表示が義務づけられています。磁石入りのブロックは、割れて磁石が出た時点で使うのをやめ、保管場所にも気を配ってください。

この記事は、何歳の子にどのブロックを渡すかを判断するためのものです。知育効果や発達への影響は評価していません。
1. 対象年齢を最優先にする
こども家庭庁の「こどもの事故防止ハンドブック」の窒息・誤飲事故のページは、年上のこども向けのおもちゃには小さな部品が含まれていることがあるとして、対象年齢に達するまでは遊ばせず、手の届かない場所に保管するよう勧めています。政府広報オンライン(2026年8月27日)も、おもちゃは対象年齢と使用上の注意を守って遊ばせ、3歳未満のこどもには誤飲のおそれがある「小さな部品」や「小さな球」があるおもちゃは避けるよう呼びかけています。
きょうだいがいる家庭では、上の子の細かいブロックと下の子のブロックを同じ箱にしまわないことが大切です。
2. パーツの大きさを確かめる
東京都生活文化局の「誤飲等による乳幼児の事故防止ガイド」(ヒヤリ・ハットレポートNo.18)は、直径39mmを乳幼児の口に入る大きさとして示し、トイレットペーパーの芯の直径とほぼ同じだと説明しています。手元に芯を置き、通り抜けるパーツがないか確かめるのが分かりやすい方法です。同ガイドは、おもちゃは対象年齢を確認して使った後は手の届かない所に片付け、特に細かいおもちゃは個数を確認して片付けるよう勧めています。
ブロック本体が大きくても、人形や小物、シールなどの付属品が小さい場合があります。セット全体で確認してください。
3. 子供PSCマークとSTマーク
政府広報オンラインによると、3歳未満向けのおもちゃ(乳幼児用玩具)は消費生活用製品安全法の「子供用特定製品」に指定され、国の安全基準への適合と、対象年齢や使用上の注意の表示が義務になりました。製造・輸入事業者は基準を満たして丸形の「子供PSCマーク」を表示しなければ販売できません。ただし2025年12月25日より前に製造・輸入された製品はマークがなくても販売できるため、マークが確認できない場合は日本玩具協会の安全基準に適合したSTマーク付きの製品を勧めています。
STマークは「Safety Toy」を表し、14歳未満のこども向けのおもちゃについて、形状や強度、材料の可燃性、有害な物質が使われていないかなどの化学的特性を第三者機関が検査し、合格したものに表示できるマークです。STマーク付きのおもちゃで事故が起きた場合に備えた損害賠償補償の制度もあります(政府広報オンライン、2025年8月19日)。
4. 磁石入りブロックの注意
こども家庭庁は、複数の磁石を飲み込むと磁石が腸壁を挟んでくっつき、消化管に穴があいたり腸閉塞を起こしたりするおそれがあるとして、磁石はこどもの手の届かない見えない場所に保管するよう呼びかけています。消費者庁の「みんなの消費安全ナビ」Vol.624では、マグネットセットの小さな磁石を37個誤飲し、小腸に穴があいた事故が紹介されています。同記事は、破損などの不具合があったりリコール対象だったりするおもちゃは使用を中止すること、誤飲した可能性が少しでもあれば医師に伝え、同じ物があれば持参することを勧めています。
磁石がパーツの中に収められた知育ブロックは、小さな磁石がばらばらになったマグネットセットとは別物です。それでも、落として割れたりひびが入ったりしたパーツはすぐに取り除き、使わないときは箱に戻して保管しましょう。
5. つなげられるか、片付けやすいか
同じシリーズで買い足せるか、収納ケースが付いているかは、長く使えるかどうかに関わります。ケースがあれば片付けのたびに個数を確認しやすく、上の子のおもちゃとの混在も防げます。

購入の判断
- 1歳半を過ぎ、積む・はめる遊びから始めたいなら、レゴ デュプロのコンテナ スーパーデラックス 10914。メーカー推奨の最低年齢は18か月(1才半以上)で、85個のパーツとフタ付きコンテナのセットです。他のデュプロセットと組み合わせて遊べるとされています。
- 1歳から、親子で一緒に平面や立体を作る遊びをしたいなら、ピープルの1歳のファミリーピタゴラス。対象年齢1歳以上、21パーツとあそびガイドのセットで、磁石でくっつくブロックです。磁石入りなので、破損したパーツの扱いと保管に注意できる家庭向けです。
- 子どもが1歳未満、または何でも口に入れる時期なら、まだ買わずに待つか、対象年齢が月齢に合う別のおもちゃを選びましょう。
- 上の子が小さいブロック(通常のレゴなど)を使っているなら、下の子用のセットを買う前に、収納場所を分けられるかを考えてください。
レゴ(LEGO) デュプロ デュプロのコンテナ スーパーデラックス 10914
1才半以上向けのレゴ デュプロの基本セット。85ピースのブロックやフィギュア、数字ブロックと、8つのポッチのブロックをかたどったフタ付きコンテナのセットです。他のデュプロセットと組み合わせられるとされています。
ピープル 1歳のファミリーピタゴラス PGS-159
1歳から親子で遊べる磁石ブロックのセット。21パーツと、親子遊びのヒントを紹介するあそびガイドが入っています。パーツに高精度異方性磁石を使っているとメーカーは案内しています。
| 項目 | レゴ デュプロ 10914 | ピープル 1歳のファミリーピタゴラス |
|---|---|---|
| 対象年齢(メーカー・掲載) | 1才半以上(18か月) | 1歳以上 |
| パーツ数 | 85ピース | 21パーツ+あそびガイド |
| つなぎ方 | 凹凸をはめ込む | 磁石でくっつける(高精度異方性磁石使用) |
| 収納 | フタ付きコンテナ | 掲載に記載なし(パッケージ W260×D75×H300mm) |
| 買い足し | 他のデュプロセットと組み合わせ可(掲載) | 同シリーズの組み合わせは記載なし |
| 主な注意 | 付属の小物も含めて大きさを確認 | 割れたパーツはすぐ使用中止、磁石入りパーツの保管 |
注文前に確認すること
- 箱の対象年齢と、子供PSCマーク(またはSTマーク)の表示を、商品画像や届いた箱で確認してください。
- 似た名前の別セット(デュプロのコンテナ デラックス 10913 など)や、通常サイズのレゴと取り違えないよう、型番を確認しましょう。
- 互換品をうたう他社のブロックは、メーカーの安全表示が異なる場合があります。
- 届いたら全パーツを確認し、ひび割れや欠けがないか見てから渡してください。
- 販売元と返品条件を確認してください。
よくある質問
知育ブロックは何歳から遊べますか?
製品ごとに違います。今回の2つでは、ピープルの1歳のファミリーピタゴラスが1歳以上、レゴ デュプロ 10914が1才半以上です。必ず箱の対象年齢を基準にしてください。
口に入る大きさの目安は?
東京都のガイドは直径39mm(トイレットペーパーの芯の直径とほぼ同じ)を乳幼児の口に入る大きさとしています。芯を通るパーツは小さい部品として扱いましょう。
磁石のブロックは危なくないですか?
磁石を複数飲み込むと腸を挟んで重い事故になるおそれがあると、こども家庭庁と消費者庁が注意しています。磁石がパーツに収められた製品でも、割れたら使用を中止し、遊んだ後は片付けてください。
ブロックを飲み込んだかもしれないときは?
少しでも可能性があれば医療機関に相談し、同じ物があれば持参するよう消費者庁は勧めています。のどに詰まらせて苦しそうなときは、ただちに救急車を呼んでください。
事故やヒヤリとしたことがあったら?
政府広報オンラインは、メーカーや販売店に状況を報告するよう勧めています。連絡先が分からないときは消費者ホットライン188に相談できます。
調べ方
2026年10月10日に、こども家庭庁の事故防止ハンドブック、消費者庁の「みんなの消費安全ナビ」Vol.624、東京都生活文化局の誤飲事故防止ガイド、政府広報オンラインの子供PSCマーク・STマークの記事、レゴ デュプロとピープルの公式ページを読み、Amazon.co.jpの商品ページで2製品の対象年齢とパーツ数を確認しました。編集部は商品を購入・使用しておらず、知育効果や耐久性は評価していません。購入リンクと報酬関係の有無は、このページで開示しています。