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ノートパソコンスタンドの選び方:画面の高さの目安と、外付けキーボードが必要な理由

ノートパソコンスタンドで画面を上げるなら、外付けのキーボードとマウスはセットで考えます。厚生労働省の情報機器作業ガイドラインが示す画面位置の目安をもとに、据え置き型2機種と持ち運び型1機種の選び方を整理しました。

SellPix 編集部9分で読めます2026年10月10日更新

結論: ノートパソコンスタンドは、外付けのキーボードとマウスを一緒に使う前提で選びます。厚生労働省の情報機器作業ガイドラインのパンフレットは、画面の上端を眼の高さまで、眼から画面まで40cm以上を目安にしています。机で毎日使うなら高さと角度を無段階に変えられる据え置き型、カフェや出張先でも使うなら軽い段階式の持ち運び型を選び、どちらも対応サイズと耐荷重を確認してください。

ノートPCスタンドの選び方 – オリジナル図解 · 商品写真ではありません

ガイドラインが示す画面の位置

厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署のパンフレット「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」(令和元年7月12日付け基発0712第3号に基づく)は、事業者と働く人に向けた作業環境の目安をまとめたものです。機器の調整について、次のように示しています。

  • ディスプレイは、眼から40cm以上の距離に置く
  • 画面の上端は眼の高さまで
  • ディスプレイの位置・角度・輝度を調節する
  • 1時間以内で1サイクルとし、サイクルの間に10〜15分の作業休止、サイクル中にも1、2回の小休止を入れる

また、パソコン機器については位置や向きを調整できること、キーボードやマウスを動かせることを挙げています。タブレットやスマートフォンについては、長時間の作業ではキーボードなどの外付け機器を使うよう書かれています。

石川労働局が掲載している旧来のVDT作業ガイドラインの解説では、さらに具体的に「ノート型機器は、通常、ディスプレイとキーボードを分離できない」ため、小型のノート型で長時間作業する場合は外付けキーボードを使うことが望ましいとしています。

これらは事務所で働く人の労働衛生管理のための目安で、肩こりや腰痛を治す方法ではありません。体の不調がある場合は医療機関に相談してください。

スタンドだけでは足りない理由

ノートパソコンは画面とキーボードが一体なので、画面を眼の高さに近づけるとキーボードも一緒に持ち上がり、手首と肩が上がった姿勢で打つことになります。スタンドで画面を上げるなら、外付けキーボードとマウスは必須と考えてください。テンキーが要らなければコンパクトなキーボードで十分ですし、持ち運ぶなら薄型のものを選ぶとかばんの中で邪魔になりません。

スタンドを置いたら、椅子の高さを先に決めます。足裏全体が床につく高さに座り、そこから画面の上端が眼の高さを超えないところまでスタンドを上げます。画面までの距離が40cmより近くなる場合は、スタンドを奥へ下げるか、外付けキーボードを手前に置いて距離を取ります。

選ぶときの3つのポイント

1. 無段階か段階式か

ヒンジで高さと角度を自由に止められる無段階式は、机と椅子の組み合わせに合わせて細かく調整できます。一方、段階式は決まった位置で固定するぶん構造が単純で、軽く薄く作りやすい傾向があります。毎日同じ机で使うなら無段階、持ち運ぶなら段階式という分け方が基本です。

2. 対応サイズ、厚み、耐荷重

対応インチだけでなく、本体の重さが耐荷重の範囲内か、厚みに制限がないかを確認します。今回の3機種はいずれも15.6インチまで対応ですが、エレコムの持ち運び型は本体の厚み約18mmまでという条件があります。

3. 重さと折りたたみ時のサイズ

据え置き型のサンワサプライPDA-STN58Sは約930gで、折りたたみ時も約 幅275×奥行242×高さ55mmあります。持ち運び型のエレコムPCAWLTSCASSVは約150gで、折りたたみ時は約 幅30×奥行145×高さ20mmです。かばんに入れるつもりなら、この差は大きくなります。

ノートパソコンスタンドを選ぶ前の確認点を示した図解

購入の判断

自宅やオフィスの同じ机で毎日使うなら、サンワサプライの据え置き型から選びます。アルミ製で放熱を重視したいならPDA-STN58S、スチール製でヒンジの硬さを付属の工具で調整したい、またはマグネット製品を取り付けたいならPDA-STN78Sです。どちらも2つのヒンジで高さと角度を無段階に調整でき、15.6インチまで、耐荷重3kgです。

外出先でも使うなら、エレコムのPCAWLTSCASSVです。約150gと軽く、収納ケースが付きますが、調整は6段階で、組み立て時の高さは約40〜93mmにとどまります。眼の高さまで上げたい場合は、本や台を足すなどの工夫が必要になることもあります。

外付けキーボードを用意する予定がない、またはノートパソコンを膝の上で使うことが多いなら、スタンドを買う前にキーボードとマウスをそろえるほうが先です。

項目 PDA-STN58S PDA-STN78S PCAWLTSCASSV
主な用途 据え置き 据え置き 持ち運び
調整方式 2ヒンジ・無段階 2ヒンジ・無段階 6段階
対応サイズ 15.6インチまで 15.6インチまで 15.6インチまで(厚み約18mmまで)
耐荷重 3kg 3kg 約5kg
材質 アルミ スチール アルミ合金
重さ 約930g 記載なし(読んだ資料内) 約150g
高さの範囲 記載なし(無段階) 記載なし(無段階) 約40〜93mm

注文前に確認すること

  • ノートパソコンの画面サイズ、本体の重さ、厚みが対応範囲内か確認する
  • 外付けキーボードとマウスを持っていなければ、一緒に用意する
  • 机の奥行きが、スタンドとキーボードを並べて画面まで40cm以上取れる広さか確認する
  • 似た型番の別製品が多いため、型番(PDA-STN58S、PDA-STN78S、PCAWLTSCASSV)を商品名で確認する
  • 返品条件を販売ページで確認する

よくある質問

画面はどこまで上げればいいですか?

厚生労働省のパンフレットは、画面の上端を眼の高さまでとしています。石川労働局が掲載している旧VDT作業ガイドラインの解説も、画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さが望ましいとしています。

スタンドだけ買って本体のキーボードで打ってもいいですか?

画面を上げるとキーボードも持ち上がるため、手首や肩が上がった姿勢になります。旧VDT作業ガイドラインの解説でも、ノート型で長時間作業する場合は外付けキーボードが望ましいとされています。

無段階と段階式、どちらが姿勢に良いですか?

どちらが体に良いというものではありません。無段階は細かく合わせやすく、段階式は軽く持ち運びやすいという違いです。自分の机と椅子に合う高さが取れるかで選びます。

休憩はどのくらい取ればいいですか?

厚生労働省のパンフレットは、1時間以内で1サイクルとし、サイクルの間に10〜15分の作業休止、サイクル中にも1、2回の小休止を入れる目安を示しています。

調べ方

2026年10月10日に、厚生労働省の情報機器作業ガイドラインのパンフレット、石川労働局のVDT作業ガイドライン解説ページ、サンワサプライとエレコムの製品ページ・発表資料、Amazon.co.jpの商品ページを読みました。編集部は商品を購入・使用していません。当初はサンワサプライの新モデルPDA-STN89Sも候補にしましたが、Amazon.co.jpで出品を確認できず、エレコムPCA-LTSCA02SVはメーカーで販売終了となっていたため、後継の持ち運び型に差し替えました。価格・評価・在庫は変わるため記載していません。購入リンクと報酬関係の有無は、このページで開示しています。

出典