機内持ち込みスーツケースの選び方(国内線):115cmと10kg、LCCの7kgで変わる「本体の重さ」
国内線の100席以上の機材は3辺合計115cm(55×40×25cm)以内・身の回り品と合わせて10kgが基本。Peachは合計7kgです。キャスター込みの外寸、拡張したときの奥行き、本体重量の3点で選ぶと失敗しにくくなります。
結論: 国内線で機内に持ち込むスーツケースは、キャスターやハンドルを含めた外寸が3辺合計115cm以内、かつ55×40×25cm以内のものを選びます。ANAやスカイマークでは身の回り品と合わせて合計10kgまでですが、Peachは合計7kgです。LCCを使うなら本体の軽さが最優先で、拡張機能付きのケースは広げると規定を超えることがある点に注意してください。

航空会社ごとの基本ルール
国内線の機内持ち込みは、各航空会社の案内で次のようになっています(2026年10月10日に確認)。
| 航空会社 | サイズ | 個数 | 重量 |
|---|---|---|---|
| ANA(100席以上) | 3辺合計115cm以内かつ55×40×25cm以内 | 手荷物1個+身の回り品1個 | 合計10kg以内 |
| ANA(100席未満) | 3辺合計100cm以内かつ45×35×20cm以内 | 手荷物1個+身の回り品1個 | 合計10kg以内 |
| スカイマーク | 3辺の和115cm以内(55×40×25cm) | 身の回り品+手荷物1個の計2個 | 合計10kg以内 |
| AIRDO | 案内画像で確認 | 手荷物1個+身の回り品1個 | 身の回り品を含め10kgまで |
| Peach | 3辺合計115cm以内 | 身の回り品を含め2個まで | 合計7kgまで |
ANAは、サイズにキャスターやハンドルの長さも含むと明記しています。Peachも、キャスター・ハンドル・ポケット等の長さを含むとし、保安検査場通過後に免税店などで買ったものも個数と重量に含めます。Peachは係員が実測で確認することがあり、規定内のサイズでも収納スペースに収まらない場合は預かると案内しています。身の回り品の大きさについて、ANAは40×30×20cm以内で前の座席の下に収納するよう求めています。
選び方の4つのポイント
1. 「本体サイズ」ではなく「外寸」で見る
スーツケースの商品ページには、本体だけのサイズと、キャスターやハンドルを含む全体サイズが並んで書かれていることがあります。たとえばレジェンドウォーカーの5524-48は、本体サイズ48×34×25cm、全体サイズ55×35×25cmです。航空会社のルールと比べるのは全体サイズの方です。エースの案内でも、機内持ち込みのサイズはハンドルやキャスター部分まで含めた外寸だとしています。
2. 拡張機能は「広げない前提」で選ぶ
荷物が増えたときにマチを広げられる拡張機能は便利ですが、広げると奥行きが増えます。5524-48は奥行き25cmに対して拡張で約4cm増えるため、広げた状態では3辺合計が約119cmになり、115cmの規定を超えます。帰りにお土産が増える旅行では、拡張して預ける前提で考えるか、最初から容量に余裕のあるケースを選ぶ方が確実です。
3. 重さの予算から逆算する
合計10kgの航空会社なら、本体2.9kgのケースでも残り7kgほどを荷物と身の回り品に使えます。Peachのように合計7kgの場合、同じケースでは残り約4kgで、ノートPCや身の回り品のバッグを入れるとすぐに足りなくなります。LCCを使う機会が多いなら、本体重量1kg前後の軽いキャリーも候補になります。
4. 乗る機材の座席数を確認する
地方路線などで使われる100席未満の機材では、ANAの場合3辺合計100cm以内かつ45×35×20cm以内と、さらに小さくなります。高さ55cmのSサイズはこの条件を満たしません。予約時に機材の座席数を確認し、該当する路線をよく使うなら、より小さいケースか、預け入れを前提に計画してください。

購入の判断
- 大手の国内線が中心で、1〜3泊の出張や旅行に使う:レジェンドウォーカー 5524-48。全体サイズ55×35×25cmで115cmに収まり、約2.9kg、37L(拡張時43L)、フロントオープン、TSロック付きです。機内に持ち込むときは拡張しないことが条件です。
- LCCの7kgを意識し、本体の重さを極力減らしたい:シフレ TRC0410。約1kgのソフトキャリーで、外寸3辺合計106cm、29Lです。ハードケースのような衝撃への強さは期待できないので、壊れやすい物の持ち運びには向きません。
- 見送ってよい人:100席未満の機材によく乗る人は、どちらも高さが45cmを超えるため、より小さなケースを選んでください。
レジェンドウォーカー LW フロントオープン 拡張機能付き スーツケース Sサイズ(2.9kg/37〜43L)機内持込 5524-48-BK
フロントポケットから荷物を出し入れできる片開きのハードケース。全体サイズ55×35×25cm(拡張で奥行き+約4cm)、約2.9kg、37L(拡張時43L)で、ダイヤル式TSロックを備えます。
シフレ 折りたたみキャリー 国内線機内持ち込み対応(100席以上) TRC0410 29L 48cm 1kg
約1kgの折りたたみ式ソフトキャリー。本体サイズ48×32×13cm、外寸3辺合計106cm、容量29Lで、国内線の100席以上の機材の持ち込みサイズに対応すると商品名に書かれています。
| 項目 | レジェンドウォーカー 5524-48 | シフレ TRC0410 |
|---|---|---|
| 外寸(キャスター込み) | 55×35×25cm(拡張時は奥行き+約4cm) | 48×32×13cm |
| 3辺合計 | 115cm(拡張時は約119cm) | 106cm |
| 本体重量 | 約2.9kg | 約1kg |
| 容量 | 37L(拡張時43L) | 29L |
| タイプ | ハード(PC+ABS)、フロントオープン | ソフト(ファスナー)、折りたたみ |
| 鍵 | ダイヤル式TSロック | 商品ページに記載なし |
| 10kg・7kgルールでの残り | 約7.1kg・約4.1kg | 約9kg・約6kg |
注文前に確認すること
- 外寸の表記:「全体サイズ」「外寸」がキャスター込みかを商品ページで確認します。
- 色とサイズの選択:同じページに複数のサイズや色が並んでいる場合、選択中のサイズがSサイズ(機内持込)になっているかを確認してください。
- 乗る航空会社と機材:LCCは重量、100席未満の機材はサイズが厳しくなります。運賃タイプで条件が変わる会社もあるため、予約した便の案内を確認します。
- 身の回り品の重さ:ノートPCやカメラを入れたバッグも合計重量に含まれます。
- 返品条件:大きさの感覚は届いてから分かることも多いので、返品条件を確認しておくと安心です。
よくある質問
キャスターはサイズに含まれますか?
含まれます。ANAはサイズにキャスターやハンドルの長さも含むと明記しており、Peachもキャスター・ハンドル・ポケット等の長さを含むとしています。
お土産を買ったら持ち込めなくなりますか?
Peachは、保安検査場通過後の免税店などで購入したものも、個数(身の回り品を含め2個まで)と重量(合計7kgまで)に含めるとしています。お土産の分を見込んで、行きの段階で重量に余裕を残しておきましょう。
拡張機能付きのスーツケースは機内に持ち込めますか?
拡張していない状態で規定内なら持ち込めますが、拡張すると奥行きが増えて規定を超える場合があります。5524-48は拡張時に3辺合計が約119cmになります。
機内に持ち込むスーツケースにモバイルバッテリーを入れてもいいですか?
国土交通省の旅客向け案内では、モバイルバッテリーは座席上の収納棚に入れず、座席ポケットなど手元に保管するよう求めています。棚に入れるスーツケースではなく、手元のバッグに入れてください。
調べ方
2026年10月10日に、ANA、スカイマーク、AIRDO、Peachの機内持ち込み案内、エースの機内持ち込みサイズの案内、国土交通省のモバイルバッテリーに関する旅客向け案内、Amazon.co.jpの商品ページを確認しました。編集部はこれらの製品を購入・試用しておらず、走行性や耐久性は評価していません。当初予定していたプロテカ マックスパス4とサムソナイト パラリュクスは、Amazon.co.jpで該当する出品を確認できなかったため、同じ条件で比べられる2製品に差し替えました。購入リンクと報酬関係の有無は、このページで開示しています。